Antec アンテック

Antec P20C

送料無料 ¥10,681

総じて扱いやすい感じにまとまったコスパの良いケース

CM690Ⅲからの移行です。

昨今ピラーレスやデュアルチャンバーなどが流行っており悩みましたがやはり前から後ろに空気を通したく、結果的にスタンダードな形と言える本商品に決めました。

その他の必要とした仕様は
・前面にファンが3個取り付けられること
（CM690Ⅲは5インチベイの存在により2個が限界。5インチベイよりファンを多く載せたい。）
・SATAのSSDとHDDがそれぞれ2個搭載できること
でした。

1万円とちょっとの価格でPWMファンが3個もついて特にチープな印象もなく安定したスペックな本製品は択として非常に魅力的な選択肢でした。
なお、うちではフロントに別途用意したP12MAXを3個、もともと付いていたファン3個をリアやボトムに移動させています。

CM690Ⅲでは電源と裏配線スペースの間に隔たりがありわざわざ裏に通す穴を経由したりしていましたが、そんなものは現代のケースにはもう存在せず、シュラウドの恩恵により広々とした空間を活用しろと言われている様な感じ。裏配線スペースとしての幅も現代では広がっており、窮屈さは思ったよりも感じずそれでいてガラスパネル側からはスッキリとした内部空間が見える”パッと見きれいめPC”が完成。

ただし、SATAストレージを複数搭載しての運用の場合、配線のやりくりが複雑化します。
特に3.5インチHDDを2個搭載する場合、シュラウド内部の空間を思ったよりも圧迫するような印象を受けました。ケーブルの取り回しやHDDの2個めを搭載する場合ネジで固定する必要があるなどの事情を踏まえると、3.5インチHDDは1個までが苦労しないと思います。
あとはSATA電源の延長ケーブルを持っとくと吉かも。

ケース内部には、GPUを支えるステイが備え付けられていますがGPUのスロット厚によっては元から付いている配線をまとめるアレが高さ調整の際に思いっきり干渉します。うちの場合は使用している2.5スロット厚のGPUに高さを合わせようとした際に固定用のネジとまとめるアレの位置が思いっきり重なってしまい地味なストレスでした。

とはいえ、総じて扱いやすい感じにまとまったコスパの良いケースと感じました。

追記：いつからかはわかりませんが電源シュラウド上にファンを固定するためのネジは含まれていました